映画「嘆きの王冠 リチャード三世」

 

  「嘆きの王冠」シリーズは、シェイクスピアの歴史劇をベースにした、映画シリーズである。リチャード二世、ヘンリー四世①、ヘンリー四世②、ヘンリー五世の4作が百年戦争を、ヘンリー六世①、ヘンリー六世②、リチャード三世の3作が薔薇戦争を描いている。

 

   全8作品というとんでもないボリュームに加えて、登場人物の名前がやたら被っているので、世界史か原作を全く知らないと混乱間違いなしである。

 

   そのボリューム感もさることながら、このシリーズ、衣装や装飾、戦の描写等、とことんこだわっていて、リアリティが半端ないのだ。

 

   主要キャストも、007シリーズのベン・ウィショー(リチャード二世役)、マイティ・ソートム・ヒドルストン(ヘンリー五世)等兎に角豪華。

 

   この映画シリーズの中で私が気に入っているのが、リチャード三世である。

  

   主演は、SHERLOCKで有名なベネディクト・カンバーバッチ。彼は私が今1番推している俳優さんで、本っ当に格好いいのだ。因みに彼、リチャード三世の子孫に当たることが科学調査で判明している。

 

   舞台は15世紀イングランド。ランカスター家とヨーク家が王位を競う薔薇戦争の真っ最中。ヨーク家のエドワード四世がヘンリー六世から王位を奪い、ひと時の平和が訪れる。

 

  それを良しとしないのが、王弟リチャード。奇形として生まれた彼は、世界の全てを恨む。彼は、王冠だけを望み、悪党になる。

 

   兄を罠にはめ、ライバルを処刑し、王子である甥たちをも手にかけ、血濡れの玉座を手に入れる。

 

   だが、そうして手に入れた栄光がいつまでも続くわけもなく……

 

   この世の全てを憎み、王位だけを求め、悪行を重ねるリチャードは、誰よりも孤独で哀れな存在に思える。

 

見所はなんと言ってもカンバーバッチの演技力。動画は冒頭、リチャードが視聴者に向けて悪党になる宣言をするシーン。日本語字幕がなかったのが残念。

 

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Benedict Cumberbatch - Richard III - The Hollow Crown (Legendado PT) - YouTube

 

シリーズ全体のプロモーション。日本語verも載っけておく

 


【劇場版】『嘆きの王冠〜ホロウ・クラウン〜』予告編 - YouTube

 

https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA0000SD49J